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天地自然の理/真なるものは循環する [天地自然の理]

地に降る雨は、山を下り、田畑を潤し、川となって海に注ぐ。
やがて蒸発して雲を作り、再び雨となって降り注ぐ。
海もまた海流をなして、世界中を巡り巡る。
月は地球を回り、地球は太陽を回る。
私たちの体内では、心臓の働きで血液が動脈から静脈へと巡る。

循環するから、終わりなく続く。
人類の営みも、循環として理解することができる。

Ⅰ 歌舞
    人と人が出会って、飲み食いを共にし、
    声を合わせて歌い、歌に合わせて踊る。
Ⅱ 描画
    歌舞の様子や、食糧獲得の様子を描く。
    良く描くために良く見ようとし、描き残そうとする。
    観察や記録のための技術や道具が工夫される。
Ⅲ 知識や技術
    生産や生活向上のための道具が提供される。
    新たな発見や地道な改良が重ねられる。
    先人への敬意と感謝。
Ⅳ 未知(無限)への憧れと祈り
    次の世代への期待と慈しみ。
    世代を超えた文化の交流(祭りの行事など)
      Ⅰの歌舞に戻る。


人の一生も同じような経過をたどる。
  お歌、お遊戯、お絵かき、そして、文字を覚えて学習する。
  大人になって、何某かの役割を担い、やがて後継に譲る。
その過程で、営々と続いてきた先人の業績に敬意と感謝の念を抱き、
さらに、人知を超えた存在への憧れと願いが湧き出る。
その憧れと願いを継ぐであろう次世代への静かで優しい心情。
年長者が幼子を優しく見つめる眼差しには、
  その人自身が作り上げた人生の全てが秘められている、と言えよう。

一国の文化も、また同様である。
  上記の4段階を踏み固めてきた土台の上にだけ、確かな文化が根付く。
   ~~ 他国の文化を理解するための、一つの指針にはなるだろう。 ~~
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